2011年8月28日日曜日

幸せや地球は人間だけのもの?

 自然保護の活動をして山の中に入っていくと、「こんな日も当たらない山奥に、、、」というようなところに窓もない畜舎があり、胸が詰まることが多い。

最近行っているところはそんな山奥でというところではないけど、肉牛の農家があり、見学させてもらえる機会がありました。

そこの飼育小屋は窓はあるけれど、つながれている鎖は短くて、せめて座ったり自由に身体の向きをかえることができるのかな?と思うほどでした。

私は牛たちを触るのは初めてでした。
牛たちは本当に愛くるしくて、何度も私の方に何度も舌や頭を出して甘えてくれました。

農家の方がかわいがってくれているのあるのかもしれないけれど、牛があそこまで人懐っこいとは知らなかったし、意思疎通のできる感情豊かな動物でした。

別れ際、助けをもとめていたかのような、優しく純粋な目をしたあの牛たちのことが忘れられません。


改めて、「動物は食べ物ではない。」 と思いました。


栄養学的にも、動物性のものは人間の体には必要なく、必要どころか体に負担をかけることがわかっています。

畜産業は、今や地球規模での自然破壊や飢餓問題に関与しています。

そういう環境問題でも、健康のためでも、美容のためでも、、  もうどんな理由でもいい。

この子たちが殺されない社会になってほしい。









 
 なんの罪もない優しい生きものに、とてつもない苦痛を与えることよりも、お金や体裁の方が大切だと思っている人が多い今の社会はなんなのだろう。
 自由に動く手や足、考える頭があるのに、あの牛たちを一匹も救うことができない私はなんなのだろう。


あの時から私の頭は停止したかのように、世の中が空虚にみえて仕方がない。








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