2012年4月17日火曜日

警戒区域内の家畜たちのシンポジウムのお知らせ


もうすぐ4月22日を迎えます。

一昨年前の4月22日、原子力発電所から半径20キロ圏内が警戒区域となりました。

この日の線引きにより、飼い主さえも立ち入りが禁止され多くの動物達が餓死、家畜にいたっては殺処分が進められました。

しかし今月の5日、ようやく数多くの人の働きかけで、殺処分の方針が変更となり条件付きですが、国が警戒区域の家畜達を生かすことを認めてくれました!!!

内閣総理大臣の指示が変更されるというのはめったにあることではないというので、今まで犠牲になった動物達、関わった人々のどれほどの思いや努力で実を結んだのかと思うと胸がいっぱいになります。

しかしまだ生かす道は十分には開かれてはいないので、今後ともどうぞ宜しくお願いいたします。

4月22日、福島県で警戒区域内の家畜救済に向けてのシンポジウムが行われます。

研究者や行政、農家が集い、警戒区域内の家畜達を終生苦痛なく生かす提案がいくつも出されます。

是非多くの方々に足を運んでいただけたらと思います。


○4/22 シンポジウム
     「警戒区域内に取り残されたウシの活用の道を探る」
  
日時:2012年4月22日(日)13時~16時
場所:サンライフ南相馬 集会室
南相馬市原町区小川町322-1(電話:0244-23-5507)

基調講演
警戒区域内に取り残された動物とどう向きあうか
林良博(東京農業大学教授・東京大学名誉教授)・山根義久(日本獣医師会会長)

第一部:警戒区域内に取り残されたウシの実態
講演1:大熊町の状況 池田光秀・美喜子
講演2:富岡町の状況 坂本勝利
講演3:浪江町の状況 吉沢正己・山本幸雄

第二部:警戒区域内に取り残されたウシをどう活用するか
講演4:行政の意向 桜井勝延(南相馬市長)
講演5:農地保全に牛を役立てよう 落合一彦(草地畜産種子協会放牧伝道師)
講演6:ウシの被曝状況と除染・展示研究への利用 佐藤衆介(東北大学教授)

座長:森田茂(応用動物行動学会特命チーム代表、酪農学園大学教授)

主催:応用動物行動学会警戒区域内家畜保護管理特命チーム

後援:南相馬市、家畜おたすけ隊、希望の牧場、アルカディア



                  皆様のご来場お待ちしています!



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